minneの食品スタートに寄せる想い
- 2016.04.27 Wednesday
- 11:25
minneで食品の取り扱いを開始しました。
ソーシャルの反応を見ていると、誰が握ったか分からないおにぎりや漬け物、というような表現をされている方がおられましたが、蚤の市やファーマーズマーケットをイメージして頂ければと(^_^;)
ハンドメイドのイベントでも食品を販売されている方が多数おられますが、いろんなものをいろんな方々が作っておられます。見た目もいいし、もちろん味もいい。作り手のこだわりが皆さんにも伝わると嬉しいです。
課題としては、食品の販売には食品衛生法に基づく届け出や許可が必要となるため「自宅の台所で作りました」というのはハードルが高いのです。通常のカテゴリーは審査がありませんが、食品に関してはその問題もありminneで審査を行っております。また、食品衛生法だけでなくJAS法、健康増進法、食品表示法、景品表示法、不正競争防止法等と食と消費の安全に関する法律が多くあります。
健康や生死に直接影響するものですので、十分に配慮するため立法されたているものではありますが、生産者と消費者が直接結びつくネットの経済の中で過剰ではないか?自由な経済活動を阻害していないか?そういった視点で世の中の仕組みや価値観を変えるべきところは変えつつ、本当の意味でのC2C、あるいはシェアリングエコノミーとしての食品流通を目指したいと考えています。
また、農業改革、地方創生、一億総活躍といった日本が直面している課題に対しても微力ながら解決の一つになれると思っています。
それを目指す上では、安全性が担保されるプラットフォームであること、生産者の質や対応を評価する仕組みがあること、適正な表示と価格で取引されることが前提ですので、まずはしっかりと運営をしていく所存です。
結果として、ものづくりをされる多くの方の作り続けるためのモチベーションを創出し、ペパボのミッションである『インターネットで可能性をつなげる、ひろげる』ことが達成できると信じています。
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