就活のこと
- 2013.02.04 Monday
- 15:44
自分は就活とかマジメにやらなかったので、就活やってる学生さんはすごいなーと尊敬の念を抱いているのだけど、一方で、いい巡り合わせでペパボというチームの創業メンバーに入れてもらったので、就職してたら今の自分はなかったなと思ってます。社会人2年目に、GMOというグループにジョインして、ほぼGMO側とのフロントをさせてもらいながら、仕事のイロハを厳しく教えてもらいました。10年間の社会人人生は、とてもいいタイミングでとてもいい人達との巡り会いだったと感謝しています。
ところで、ペパボは2011年から新卒採用をはじめました。自分の歩んできたストーリーと矛盾しています。就活しなかった自分を否定する事になるとも思っていたし、教育させてあげられる環境がないのに採用するのはもってのほかだと思いやってきませんでした。
しかし、先輩経営者の方々から会社のカルチャーを形成する上で必要になるのは新卒だという言葉を頂戴し、人を育てて上げることができると確信できる状況になった2010年から採用活動をスタートさせました。
「ペパボのカルチャーに合うかどうか」
このことを、選抜する上では重視しています。いざ内定先に入社して、違和感や辛いと思えるようなことがあったら、本人も採用した会社側もハッピーではないはずです。そのため、会社説明会は自分自身でお話をしてペパボのことを知ってもらうとともに、最終面接は直接面談して、ペパボのことを理解してくれているか、馴染めるかどうかを判断しています。
とても優秀だけどペパボ以外の会社にいたほうが活躍できるなと思う方もお断りすることがあります。能力や熱意があっても、性格やネットリテラシーがペパボ的ではないなと思える方もいるからです。そうやってきた結果、2年間で採用した22名の新卒は誰一人離脱することなく、ペパボの一員として今日も頑張ってくれています。
で、何が書きたかったかというと、就活生の気持ちなんてちっともわからないです。就活しなくてもどうにか生きてこれました。(そのかわりに与えられた環境で全力を尽くすことが肝要!)でも、ちゃんと就活して、悩んで成長しているみんなはちゃんとしていない俺なんかより、すごく立派だと思うよ。辛くなったら逃げればいいけど、逃げずにやってる君たちを評価する大人もいます。
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