かつてのフロンティア
- 2016.02.16 Tuesday
- 13:46
昔々、インターネットはフロンティアだった時代があり、毎日何かしらの発見と新しい出会いがありました。そこに秩序はなく、ネットで起きる問題は『社会の問題』ではなく自己責任であり、リテラシーは自らで感じ取って高めなかればなりませんでした。その頃の楽しみは、新しい情報を作り出すこと、遠くの誰かとコミュニケーションすること、世の中が気づいていないモノをハックすることでした。
そんな中で「ホームページを作ること」は、その当時における表現するための手段であり、表現そのものでもありました。ロリポやペパボはそんな時代の中で生まれ、表現のツールとして馬鹿にされながらも愛されてきました。
ブログやソーシャルといった新しい表現の形が誕生し、表現の手段はさらに広がりました。さらに、スマホ化の流れによってインターネットは誰もが参加できる場所へと進化していきました。その当時、「ホームページは自己表現」と言っていた我々も、今では「ウェブサイトは自己実現のプロセス」と考えるようになり、我先にプラットフォームを創ろうと躍起になっています。
アクセスカウンターの数字が動くだけで喜び、掲示板で釣り糸を垂らして獲物を待っていた我々は、マイノリティでありアンダーグランドだったインターネットがいつのまにか遠い存在になっていたと、昔を懐かしむのです。かつてのフロンティアを取り戻そうとしてみるものの、その声は群衆にかき消され、リアルから逃げて行き着いた先だったにも関わらずあのときのマジョリティと同じような人達が幅をきかせる世界になってしまったのかと、行く末に影を落とすのでありました。
そんな中で「ホームページを作ること」は、その当時における表現するための手段であり、表現そのものでもありました。ロリポやペパボはそんな時代の中で生まれ、表現のツールとして馬鹿にされながらも愛されてきました。
ブログやソーシャルといった新しい表現の形が誕生し、表現の手段はさらに広がりました。さらに、スマホ化の流れによってインターネットは誰もが参加できる場所へと進化していきました。その当時、「ホームページは自己表現」と言っていた我々も、今では「ウェブサイトは自己実現のプロセス」と考えるようになり、我先にプラットフォームを創ろうと躍起になっています。
アクセスカウンターの数字が動くだけで喜び、掲示板で釣り糸を垂らして獲物を待っていた我々は、マイノリティでありアンダーグランドだったインターネットがいつのまにか遠い存在になっていたと、昔を懐かしむのです。かつてのフロンティアを取り戻そうとしてみるものの、その声は群衆にかき消され、リアルから逃げて行き着いた先だったにも関わらずあのときのマジョリティと同じような人達が幅をきかせる世界になってしまったのかと、行く末に影を落とすのでありました。
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